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2023/08/08

品質管理に採用されやすい履歴書の書き方!重要なポイント・例文・注意点を紹介

「品質管理への志望動機ってどう書いたらいい?」「品質管理として採用されやすい履歴書の書き方って?」このように悩む求職者は、少なくありません。

就職の際、履歴書は一番最初に確認される重要な書類です。そこで本記事では、品質管理に採用されやすい履歴書の書き方を紹介します。志望動機の例文・品質管理の仕事で必要なスキルについても解説するため、ぜひ参考にしてください。

「品質管理」の概要

履歴書を書く前に、品質管理がどんな仕事か理解することが大切です。品質管理の特徴・業務内容について解説します。

仕事の特徴

品質管理の仕事とは、製品の開発から販売後までのプロセスにおいて製品・サービスの品質を管理することです。品質管理がしっかり仕事をしなければ、食中毒などの事故が起きるなどのリスクがあります。品質を一定にキープすることで、企業の信頼・価値を高めることが品質管理の目的といえるでしょう。

製造業は物を作ることがメインですが、その中で品質管理は物を作らずに企業に貢献する点が特徴です。また仕事内容は社外秘のものが多いため、社外の人とはあまり関わりません。

具体的な業務内容

品質管理に含まれる業務は、主に以下の3種類です。

・工程管理:教育・手順のマニュアル化など商品やサービスを提供する工程を管理する。

・品質検証:完成した商品・サービスの原材料の不備・一定基準を満たした品質かをチェックする。また適切な品質検査の実施も管理する。

・品質改善:不良品などが発生した際、原因調査・改善案の検証を行う。また今後発生する可能性があるトラブルを防止する施策の検討をする。

品質管理で採用されやすい履歴書のポイント

品質管理で採用されやすい履歴書を作成するために重要なポイントについて、詳しく解説します。履歴書を書く前に、チェックしてください。

結論から書く

品質管理に限った話ではありませんが、履歴書を書く際は結論から記載しましょう。結論から書くことで、何を言いたいのかが面接官に伝わりやすいです。読みやすい履歴書は、面接官にいい印象を与えられます。

たとえば志望動機を書く場合、まとまりのある文章にするために「結論・志望することになったきっかけやエピソード・まとめ」という順番で書くことがおすすめです。また文章が長すぎると何が言いたいのか伝わりづらくなるため、150〜300字程度にするといいでしょう。

応募企業への志望動機を具体的に書く

履歴書の中でも、志望動機は特に重視される項目です。志望動機を具体的に書くことで、より熱意が伝わります。志望動機が曖昧だと、「品質管理ができる職場なら、どこでもいいと思っていそう」と思われてしまうリスクが高いです。

また志望動機を書く際、その企業がいいと思った具体的なエピソードを盛り込むことがおすすめです。前職やアルバイトの経験・企業理念への共感など、志望するに至ったエピソードがあると説得力が高まります。

品質管理の仕事をしたい理由を明確に伝える

履歴書の中で、品質管理の仕事をしたい理由を伝えましょう。品質管理はメジャーな職種ではないため、品質管理に興味を持った理由を盛り込むことで自身をアピールできます。品質管理という仕事の重要性・やりがいなどに触れると、面接官に評価されやすいです。

また品質管理の仕事をしたい理由に関する体験・エピソードがあれば、積極的に記載しましょう。信頼性が増すため、業界への理解が足りていると判断してもらえます。

志望動機・自己PRでは知識・経験を伝える

志望動機・自己PRでは、品質管理の業務で役立つ知識・経験を伝えることが大切です。たとえば前職の経験がある方は、その経験を応募先企業でどう活かすのか記載しましょう。品質管理の経験がない方も、観察力・コミュニケーション能力などのスキルをアピールすることで面接官に興味を持ってもらえます。

また未経験者の場合、応募先企業で採用された後にどのようなスキルを習得したいか書くこともおすすめです。知識・経験がなくても、熱意をアピールできます。

志望動機で採用後のキャリアプランをアピール

品質管理として採用された場合、どのように活躍したいか志望動機に記載しましょう。経験・スキルの活かし方、企業への貢献など自身のキャリアプランについて書くことで、モチベーションの高さを評価してもらえます。やる気をアピールすることで、面接官は「他の社員にいい影響を与えてくれそう」「長く働き続けてくれそう」といい印象を持つでしょう。

現在は知識・経験がない方でも、スキルアップしたいことを伝えることで面接官への印象を高められます。

品質管理への志望動機の例文

品質管理で採用されるためには、履歴書の中でも特に志望動機に力を入れる必要があります。経験別に、志望動機の例文をピックアップしました。

例文①未経験者の新卒採用

貴社は品質向上に対する意識が高いため、志望しました。私は学生時代にコンビニのアルバイトをしており、商品に関するクレームを受けることが多くありました。商品の状態が悪いとクレームにつながってしまいます。そうしたことを防ぐためにも、お客様が満足する高品質な製品作りをしたいと思い、品質管理を志望しました。

お客様が満足するためには、お客様を第一に考えることが重要です。品質を向上させるため、お客様目線に立った貴社の取り組みに、とても魅力を感じております。さまざまな業務を行うコンビニのアルバイトで培った観察力を、品質管理の仕事に活かせると考えております。

例文②アルバイト経験からの新卒採用

お客様の安全を考えて料理を提供する貴社で、品質管理に携わりたいと思い、志望しました。

私は学生時代、スーパーのアルバイトで賞味期限切れの商品をチェックする「商品管理」を行っていました。賞味期限切れの商品や傷んだ食品を販売すると、お客様の食中毒リスクが高まり企業の信頼を損ねてしまいます。商品管理の経験から、商品の品質をチェックする重要性を感じました。

特に食品の安全性はとても重要なため、お客様の安全を考えた製品製造を行う貴社に魅力を感じています。幅広い年齢層のお客様と接するアルバイト経験で得たコミュニケーションスキルを活かし、同僚の方と連携してより安全性の高いサービス提供に関わっていきたいです。

例文③未経験者の中途採用

製品の品質向上に尽力している貴社で、品質管理として高クオリティなサービス提供に携わりたいと思い、志望しました。前職では、飲食業界でコーヒーを販売する営業として約4年間働いてきました。お客様と関わる中で商品の品質に関するクレームをいただくことがあったため、クレームのない商品を作りたいと思い、品質管理を志望しました。

貴社は食品メーカーの中でも、お客様のことを考えて品質向上に尽力している魅力があります。前職の営業経験で得たお客様目線のコミュニケーション能力は、他部署の方と関わる品質管理の仕事に活かせると思います。貴社の品質管理になった際は、お客様満足度の高い高品質な製品製造に貢献したいと考えております。

例文④経験者の中途採用

品質改善に尽力する貴社で品質管理の業務に関わりたいと思い、志望しました。私は約6年間、食品を取り扱う工場で品質管理に携わっていました。経験を積む中で、より多くのお客様が手に取るような安全性に配慮した製品の品質管理に携わりたいと感じたため、貴社への転職を決心しました。

食品メーカーの中でも、特にお客様の健康を考えた品質向上に力を入れている貴社に魅力を感じています。資材全般の品質管理業務を行っていた前職の経験を活かし、お客様が安心して使うことのできる食品の製造に貢献できるよう尽力いたします。

例文⑤飲食業界への採用

私は幼児でも安心して食べられる製品を提供している貴社で、食の安全を守りたいと思い品質管理を志望しました。学生時代、栄養学を専攻していたことから、食品の安全を重視するようになりました。食の安全を守るためには、商品の品質を向上させることが最も大切であると考えているため、品質管理職に応募いたしました。

私は幼少期から貴社の食品のファンです。安全かつおいしい食品の製造に力を入れている貴社で働きたいと思っております。栄養学で学んだ食品添加物の知識は、貴社の品質管理業務に活かせると考えております。

品質管理への志望動機で注意すべきポイント

品質管理の志望動機を書く際に、注意すべきポイントを解説します。

ワークライフバランス・福利厚生などについて書かない

ワークライフバランス・福利厚生などについて、志望動機では触れないようにしましょう。福利厚生が志望動機のメインとして書かれていると、品質管理の仕事に対するやる気が感じられません。また面接官に「福利厚生が整っているなら、どの企業でもいいと思っているのか」と思われてしまいます。

志望動機では企業の待遇よりも、業務内容への意欲、企業理念に対する共感、企業への貢献について書くと、いい印象を与えられる可能性が高いです。

「楽そうだから」と伝えない

「楽そうだから」と思っていても、志望動機で伝える必要はありません。やりがいをもって働いている業務を悪く言われているように感じさせてしまうと、とても印象が悪いです。

また「楽そう」と伝えてしまうと、大変なことが起きたときに「すぐに辞めそう」と思われてしまいます。企業は従業員を育成する分、長期的に働く人材を求めているケースが多いです。いい印象は与えられないため、面接官に「一緒に働きたい」とは思ってもらえません。

向いていると自分で判断しない

履歴書・面接であなたを見た面接官が、あなたが品質管理に向いているか判断します。特に未経験者の場合、経験していない品質管理に向いているか自分では正しく判断できません。「◯◯というスキルがあるため」など根拠があれば問題ありませんが、エビデンスなしで「向いていると思う」と伝えるのはやめておきましょう。

志望動機の内容から、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことが重要です。向いているかどうかよりも、業務への熱意を伝えるようにしましょう。

品質管理の仕事で必要なスキル

品質管理の仕事で必要な、3種類のスキルを紹介します。履歴書を書く際に、参考にしてください。

基本的なビジネスマナー・コミュニケーションスキル

品質管理は他部署の方と関わったり、チームを組んで業務を進めたりするケースが多いです。そのため、基本的なビジネスマナー・コミュニケーションスキルがあれば、業務をスムーズに進められます。

また品質保証業務では、クレーム・アフターフォローなどの顧客対応が含まれることも少なくありません。ビジネスマナー・コミュニケーションスキルがなければ、業務に支障をきたす恐れがあります。特にクレーム対応では、高いコミュニケーションスキルが必要です。

マネジメントスキル

品質管理ではチームを組んだり、開発から製造まで管理したりするため、マネジメントスキルが重要視されています。マネジメントスキルがあれば問題を未然に防いだり、迅速に対応を行えるでしょう。またマネジメント経験があれば、チームを組んだ際にうまくメンバーをまとめられます。

これらのことから日頃から向上心を持ちリスク回避を考えている方や、管理職などマネジメント経験がある方に品質管理職は向いているでしょう。

品質管理検定・統計検定・統計データ解析士

品質管理には、製品の不良品割合などをデータを使って分析する業務があります。そのため数学・統計・データ分析が得意な方は、即戦力として採用される可能性が高いです。特に以下3種類の資格は業務に役立ちます。

品質管理検定:品質管理に関する知識を筆記試験で評価する

統計検定:統計に関する知識・活用力を評価する

統計データ解析士:実務で使えるようなデータ解析能力を評価する

まとめ

品質管理で採用されるためには、履歴書をしっかり作り込むことが大切です。結論から書き始め、企業への志望動機・品質管理に携わりたい理由を具体的に書くなど、ポイントを押さえた履歴書を作成しましょう。

また、履歴書でワークライフバランスに触れたり、楽そうだと伝えたりする方も多いですが、悪い印象を与えてしまうため注意が必要です。品質管理職を志望している方は、本記事を参考に、面接官にいい印象を与えられる履歴書を書いてください。

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