フードビジネス・食品業界・飲食業界の求人・転職サービスならフード求人ドットコム

placeアクセス

mail_outlineお問い合わせ

お問い合わせはこちら

phone03-3234-ミツケヨー4510シゴト

受付時間(月~土)9:30 ~ 18:30

MENU

Blog

  1. TOP
  2. Blog
  3. ホテル業界が人材不足に陥っている理由とは?解決方法も徹底解説!

2023/08/08

ホテル業界が人材不足に陥っている理由とは?解決方法も徹底解説!

ホテル業界は、採用の難易度が高く、人材不足に陥りやすい業界として知られています。「優秀な人材が欲しい」「煩雑な業務を効率化したい」と考えていても、どのような方法をとればよいのか、具体的な方法について理解していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、ホテル業界の人材不足を解消すべく、ホテル業界が人材不足に陥っている理由や人材不足解消の方法について詳しく解説します。現在不足に悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホテル業界が人材不足に陥っている理由とは?

まずは、ホテル業界が人材不足に陥っている理由について見ていきましょう。人材不足に陥っている原因は主に以下で示す3つです。

従業員の労働環境が悪い

1つ目の理由は、従業員の労働環境が悪いことです。ホテルは基本的に休みがなく24時間体制で運営が行われます。そのため、基本的には従業員が24時間体制で対応しています。また、ホテルにはサービスを求めたいと考える顧客も多数存在するため、質の高いサービスを提供する必要があるでしょう。

そういった理由から、従業員のワークライフバランスが崩れやすく、不満が溜まりやすくなっているのです。また、待遇面においてもよい条件ではなく、不満が溜まりやすいことも人材不足が促進する1つの理由でしょう。

外資系ホテルの参入

2つ目の理由として、外資系ホテルの参入が挙げられるでしょう。外資系ホテルはすでに資本を持っており、デジタル化が進めやすい傾向にあります。一方で、資本力が少ない国内企業においては、少ない資金を利用してホテルを運営しなければならず、デジタルに費用をかけることができません。

そういった理由から、外資系ホテルが多数立ち並び、昔からホテル業を行っていた企業は倒産してしまっているのです。また、外資系企業はデジタル化が進んでいることも多く、より楽にお金を稼げる点にメリットを感じ、外資系企業に入ることもあります。その結果、国内のホテル産業の人材が吸い取られて行ってしまうこともあります。

業界の中でも高い離職率を誇る

上記のような理由がある上で、加えて高い離職率を誇ることも人材不足の要因だといえるでしょう。厚生労働省の雇用動向調査によれば、宿泊業や飲食サービス業における離職率は、26.9%と全業種の中で最も高い水準を誇っています。そういった背景から、人材不足の要因の1つとなっているのが「離職率の高さ」だと考えられるのではないでしょうか。

データから見えるホテル業界の人材不足

帝国データバンクが2021年7月に行った「事前不足に対する企業の動向調査」によれば、不足を感じている割合が4割を超えています。より詳細までデータを確認すると、「不足」と感じている会社が約4割、非正規雇用者に対して不足を感じている会社の割合は、約2割となっています。

ホテルにおける人材不足の解消方法

ホテルでの人材不足を解消するにはどのような対処方法を取るべきなのでしょうか。ここでは、人材不足の4つの解消方法について詳しく解説します。

労働環境を改善する

1つ目の方法は、労働状況を改善することです。従業員の定着率が低いホテル業界においては、長時間労働や休日出勤の見直しが必要不可欠です。たとえば、シフトを固定して不規則な勤務を少なくしたり、従業員数を増やし、一人あたりの労働時間を削減する事が考えられます。また、社内体制として特別休暇が取りやすい環境作りを目指すことも重要です。

業務効率化を進める

2つ目の方法は、業務効率化を進めることです。ホテルにおいては接客業務だけでなく、電話応対や予約管理、などさまざまな業務が発生します。また、常に引き継ぎ業務が発生する業界であるため、日報作成の時間も必要となるでしょう。

このような業務を1つずつ効率化していくことで、働きやすい環境を整えられ、会社全体としての生産性が向上するのではないでしょうか。ちなみに、業務を効率化するには次項目で紹介する、テクノロジーを活用することも検討してみてください。

テクノロジーを活用する

3つ目の方法は、テクノロジーを活用することです。従業員が安心して働ける環境を整備しても、全体的な業務量が変わらなければ従業員も不満を抱え、経営がうまく進まなくなってしまうことでしょう。そういった状況を改善する方法の1つとして、「テクノロジーを活用する」ことが挙げられます。

たとえば、フロントにタブレットを設置し、受付業務をお客様自身で行えるシステムを導入し、来店時に部屋の場所をタブレットで示すことで、従業員が関与する手間と時間を省けます。このように対応することで、生まれた時間を本来行うべき業務に費やせるため、業務効率化が加速するでしょう。もちろん、人が行うべき部分もありますが、適材適所で機械と人間を使い分けることで、ホテルの運営環境も大きく向上するはずです。

人材育成の仕組みを作る

4つ目の方法は、人材育成の仕組みを作ることです。ホテルに入社した方の中には、業務内容をすぐに覚えられず、常に自信のない状態で業務を行っている場合もあるでしょう。そういった状況で接客を行っていると、お客様からクレームを言われてしまう可能性があります。

適切な人材育成の仕組みを作り、仕事に適応できる人材になってから仕事を任せることで、そういった問題は発生しないのではないでしょうか。たとえば、入社後に業務マニュアルを渡したり、上司が常について仕事を教えたりすることで、離職率の低下を防げるはずです。もちろん、最初はコストと工数がかかりますが、長期的に見ればコストパフォーマンスのよい施策となることは間違いないでしょう。

ホテル業界の人材不足は育成がカギを握る

ここまで、ホテル業界の人材不足が発生する理由について紹介しましたが、人材不足を根本から解消する方法として最も最適なのが「人材育成」です。ここでは、ホテル業界の人材不足に人材育成が最適な理由を3つ紹介します。

離職率低下に役立つ

1つ目の理由として挙げられるのが、離職率の低下を促進させられることです。人材育成をうまく行うことで、会社全体の離職率を下げられます。とくに、従業員一人ひとりが安心して働ける環境を構築できるよう勤怠管理ツールを導入するなど、ITの力に頼ることで解決できる問題もあるはずです。

またITに頼る事は、場合によってはあまり良くないことだと感じられがちですが、適材適所でITを活用することで、より多くの価値を生み出せるようになります。本来従業員が行うべき業務に時間を割くために、ITの力を導入してみてはいかがでしょうか。

サービス向上につながる

2つ目の理由は、サービス向上につながることです。従業員の人材育成を行うことで、ホテル全体のサービスの品質が向上し、お客様にとっても大きなメリットをもたらすことになります。また、サービス品質が向上すれば口コミなどで会社の噂が流れていき、自然とマーケティング効果も生まれるはずです。

人材育成を行う事は、初期費用としてお金がかかりますが、長期的に見ればコストパフォーマンスのよい方法となります。サービス向上を狙う目的としても人材育成を取り入れるのはおすすめです。

事業成長に役立つ

3つ目の理由は、事業成長につながることです。人材育成を行うことで、従業員全体のレベルが向上し、会社としてもブランドを確立できるようになります。その結果、優秀な人材が入社してくれる可能性も高まっていき、事業の成長に大きな一歩を踏み出せるのではないでしょうか。

もちろん、優秀な人材を確保するためには長い道のりが待っており、常に分析と対策を繰り返しながら会社のブランド力を高めていく必要があります。しかし、一度軌道に乗ってしまえば、人材不足に悩んでいたことを忘れるくらい多くの方が入社してくれる上、事業利益も向上していけるでしょう。

人材育成において具体的にやるべきこと

最後に、事前育成を行う上で具体的に用いるべき方法について詳しく解説します。人材育成においては、適切な方法を元にして行う必要があるでしょう。ここでは、3つの方法を詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

マニュアルを作成する

1つ目の方法は、マニュアルブックを作成することです。一定以上のサービスの品質を保つことが目的なら、共通のマニュアルを1つ作成することで、従業員のレベルを一定に整えられます。また、マニュアルがあることで品質のばらつきが少なくなり、この朝が最高のパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

また、教育や研修の手間を省けるという事務的なメリットもあります。とはいえ、マニュアルのレベルを落としてしまうと会社の品質を落とすことにつながりかねません。そのため、ある程度の難易度を設けた状態で、マニュアルを作成することを意識しましょう。

適切なフィードバックを与える

2つ目のポイントは、適切なフィードバックを行うことです。従業員のよい部分は「この部分がよい」と評価し、良くない部分は「〇〇だから良くない。このように改善するとよい。」と明確なフィードバックを行うことで、成長すべきポイントを従業員自身が理解でき、正しい姿に成長してくれる可能性が高いです。また、適切なフィードバックを行うことで、従業員自身に見られている自覚が生まれ、モチベーション維持にもつながるでしょう。

とはいえ、適切なフィードバックを与える事は非常に難しいです。従業員全体を俯瞰で見て、優れている部分と良くない部分を個別に共有する必要があるからです。その場合には、DXツールなどを活用し、業務を見える化することをおすすめします。

ITの力に頼れば、1人の人間では確認することが難しい部分にも目を向けられ、かつきめ細やかな目線で従業員を判断できます。また、フィードバックした内容をツールのコメントに記載しておけば、従業員がいつでもフィードバック内容を確認できるでしょう。

もちろん、ツールを導入するのには費用がかかりますが、人件費と比較すれば、大きくコストを削減できるのではないでしょうか。煩雑なフィードバックに頭を抱えていて、主要業務に力を入れられない場合は、ITツールの導入を検討しましょう。

人事の体制を整える

3つ目のポイントは、人事の体制を整えることです。人事の改善を取り入れることで、以下のようなメリットがあります。

・熱意を持った人材のみが入社する

・業務を理解した従業員のみが入社する

人材不足の原因は主に2つであり、離職率の上昇と入社する人材の不足により、現在不足が加速すると考えられます。そういった原因を根本を改善できるのが、人事の体制を整えることではないでしょうか。

たとえば、弊社に在籍している採用基準を明確に設け、自社の業務を全うできる人材のみを入社させる方法があります。そうすることで、離職率が低下し会社の待遇改善にコストをかけられるというよい循環が生まれるのではないでしょうか。

人事の体制を整えるのには多くのコストと時間が必要となります。しかし、一度改善してしまえば大きな効果を実感できるはずですので、まずは、人事体制の改善から進めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

本記事では、ホテル業界の人材不足について詳しく解説しました。ホテル業界の人材不足は非常に厳しいものがあり、とくに離職率は、業界で最も高い水準を誇る26.9%というデータが出ています。

このようなデータから考えても、人材不足改善の大きな糸口となるのは「離職率を改善すること」だといえます。ホテル業界の人材不足に頭を抱えている場合は、本記事の内容も参考に、人材育成に力を入れたり、人事の体制を整えたりと少しずつ改善を進めてみてはいかがでしょうか。また、自社が人材不足に陥っている理由についても考え、最適な対策を講じるようにしましょう。

ホスピタリティ求人ナビ(ホスナビ)では、ホテルや旅館、高級ホテル内のレストランで働く方々に人材紹介を行っています。ホテルのスタッフや責任者、レストランのシェフなどさまざまな人材を紹介可能です。

ホテルの人材不足でお悩みの方は、ぜひホスピタリティ求人ナビ(ホスナビ)までお問合せください。

PAGE TOP

フード求人ドットコムは、食品業界・飲食業界・フードビジネス専門の人材紹介会社である株式会社パスランが運営しております。

当社は厚生労働大臣の認可を受けており、求職者の皆様には、専門のキャリアコンサルタントが転職サポートの全てを無料で行っておりますので安心してご利用いただけます